Data
業種別の採用単価相場【2024年版】
媒体別コストを徹底比較
この記事のポイント
- 人材紹介は採用できれば確実だが、年収の30〜35%という手数料は中小企業には重い。建設・IT系では1人採用で100万円超えもザラ
- ハローワークは無料だが「来る層が限られる」という正直な話がある。全業種で補助的な位置づけにするのが現実的
- TikTok採用は飲食・美容・介護で費用対効果が出始めている。月3〜5万円の運用費で採用単価を従来の1/3にした事例も
媒体別 採用コストの基本構造
採用コストは「採用単価=採用に使った総費用÷採用できた人数」で計算する。求人を出すコストだけでなく、担当者の工数(1名対応で平均15〜20時間)も含めると実態はさらに高い。
| 媒体 | 課金モデル | 月額費用目安 | 採用単価目安 | 向いている業種 |
|---|---|---|---|---|
| ハローワーク | 無料(公費) | 0円 | 工数換算2〜5万円 | 事務・製造・中高年層 |
| Indeed(掲載) | クリック課金 | 3〜15万円 | 5〜30万円 | 全業種(特に飲食・小売) |
| タウンワーク | 掲載料固定 | 5〜20万円 | 10〜40万円 | パート・アルバイト全般 |
| リクナビNEXT / doda | 掲載料固定 | 20〜50万円 | 30〜80万円 | IT・製造・専門職 |
| 人材紹介(エージェント) | 成功報酬型 | 0円(採用時30〜35%) | 60〜150万円 | IT・管理職・専門職 |
| TikTok採用 | 運用費+広告費 | 3〜10万円 | 5〜20万円 | 飲食・美容・介護・建設 |
| Instagram採用 | 運用費+広告費 | 3〜8万円 | 8〜25万円 | 美容・飲食・ブランド系 |
※採用単価は福岡の中小企業(従業員30名以下)での実績ベースの参考値。業種・職種・時期によって大きく変動する。
業種別 1人あたり採用単価の実態
業種によって「効く媒体」が全く違う。使っている媒体と採れる層が合っていないケースが、採用コスト増の最大の原因になっている。
| 業種 | 採用単価(正社員) | 採用単価(パート/アルバイト) | 最もコスパの良い媒体 | 避けた方がいい媒体 |
|---|---|---|---|---|
| 建設・土木 | 80〜150万円 | 15〜30万円 | 業界特化型求人(助太刀など) | リクナビNEXT(応募少ない) |
| 介護・福祉 | 50〜90万円 | 8〜20万円 | 介護ワーカー・TikTok | 人材紹介(コスト高い) |
| 飲食・宿泊 | 30〜60万円 | 3〜10万円 | Indeed・TikTok・Instagram | リクナビ系(オーバースペック) |
| IT・情報通信 | 80〜200万円 | (基本なし) | Wantedly・LinkedInなど | ハローワーク(スキル層来ない) |
| 医療・看護 | 60〜120万円 | 10〜25万円 | 看護roo!・ナースではたらこ | Indeed(検索上位に上がりにくい) |
| 美容・理容 | 20〜50万円 | 5〜15万円 | 求人ボックス・Instagram | タウンワーク(費用対効果低め) |
ハローワークは「無料だから万能」ではない
ハローワークは確かに無料。ただし正直に言うと「特定のスキルや経験を持つ人材」を探す場合の採用力は限定的。
ハローワーク経由で採れる層は主に「長期失業者」「転職活動初期の求職者」が中心。業種によっては3か月出稿しても1件も応募が来ないことがある。建設の施工管理・ITエンジニア・医療系専門職はその典型。
ハローワークはあくまで補完的な媒体として使い、メインは別の媒体に集中するのが現実的な戦略。
ハローワーク経由で採れる層は主に「長期失業者」「転職活動初期の求職者」が中心。業種によっては3か月出稿しても1件も応募が来ないことがある。建設の施工管理・ITエンジニア・医療系専門職はその典型。
ハローワークはあくまで補完的な媒体として使い、メインは別の媒体に集中するのが現実的な戦略。
TikTok採用が効く理由と注意点
2023年から飲食・介護・美容を中心に「TikTok採用」が急速に広がっている。
効く理由は単純で、「20〜30代の若年層が最も時間を使っているプラットフォーム」だから。天神・中洲エリアの飲食店スタッフを探す場合、TikTokで職場の雰囲気動画を投稿した方が、タウンワークに20万円かけるより効果が出ているというのが現場の声。
注意点は「動画のクオリティが低いと逆効果になる」こと。スマホ撮影でOKだが、明るさ・音声・テロップは最低限整える必要がある。「雑に作られた動画」は企業イメージを下げることがある。
効く理由は単純で、「20〜30代の若年層が最も時間を使っているプラットフォーム」だから。天神・中洲エリアの飲食店スタッフを探す場合、TikTokで職場の雰囲気動画を投稿した方が、タウンワークに20万円かけるより効果が出ているというのが現場の声。
注意点は「動画のクオリティが低いと逆効果になる」こと。スマホ撮影でOKだが、明るさ・音声・テロップは最低限整える必要がある。「雑に作られた動画」は企業イメージを下げることがある。
採用コストを半分にするための3つの見直しポイント
| 見直しポイント | 内容 | 期待できるコスト削減 |
|---|---|---|
| ①媒体の絞り込み | 3〜4媒体に分散している場合、最もCVR(応募率)の高い1〜2媒体に集中する | ▲20〜40% |
| ②求人原稿の改善 | 職場の写真・動画を追加、給与の表現を具体的に(月収25万円以上、と書くだけで応募率が1.5〜2倍になるケースがある) | ▲20〜35% |
| ③リファラル採用の仕組み化 | 既存社員への「紹介インセンティブ(採用決定後5〜10万円)」を設ける。定着率も高い | ▲30〜50% |
調査方法・出典
・採用単価データは、弊社支援先および一般公開されている業界調査(2024年度版)をもとに算出した参考値。
・媒体別費用はIndeed公式ヘルプ・タウンワーク広告料金表(2024年10月時点)・人材紹介大手各社の開示情報をもとに整理。
・実際の採用単価は採用時期・地域・職種レベル・競合状況によって変動する。本データはあくまで参考値として扱うこと。
・TikTok採用の事例データは業界メディア「HRog」「HRdive」掲載事例を参考に記載。
・採用単価データは、弊社支援先および一般公開されている業界調査(2024年度版)をもとに算出した参考値。
・媒体別費用はIndeed公式ヘルプ・タウンワーク広告料金表(2024年10月時点)・人材紹介大手各社の開示情報をもとに整理。
・実際の採用単価は採用時期・地域・職種レベル・競合状況によって変動する。本データはあくまで参考値として扱うこと。
・TikTok採用の事例データは業界メディア「HRog」「HRdive」掲載事例を参考に記載。