▶ Shopeeは初期費用0円・月額0円で始められる東南アジア最低コストのプラットフォーム。販売手数料は2〜3%。

▶ Amazon(北米・欧州)は月額$39.99(約6,000円)かかるが、FBAを使うと物流を丸投げにできる。

▶ 初期費用込みで最低限の越境EC参入コストは「商品仕入れ+配送費」のみで、10万円以下から始められる。

「越境ECってお金どのくらいかかるの?」——この質問に答えるには「どのプラットフォームに出すか」を先に決める必要があります。プラットフォームによって費用構造が全然違うからです。このページでは主要3プラットフォームの費用を並べて比較します。

プラットフォーム別手数料の比較テーブル

費用項目 Shopee(東南アジア) Amazon(北米・欧州) Lazada(東南アジア)
初期登録費 0円 0円 0円
月額費用 0円 $39.99(プロプラン) 0円
販売手数料(コミッション) 2〜3% 8〜15%(カテゴリ別) 2〜4%
決済手数料 2%前後 含まない(別途) 2%前後
物流サービス(オプション) Shopee Expressなど FBA(Fulfilled by Amazon) LGS(Lazada Logistics)
広告出稿(任意) 入札形式(最低50円/日〜) スポンサープロダクト(入札形式) 入札形式

初期費用・月額費用の詳細

Shopee(東南アジア向け)

Shopeeは出店費用・月額費用ともに完全無料。販売が発生したときにだけ手数料が引かれる仕組みです(2026年3月時点)。ただし、注目を集めるために広告出稿する場合は別途費用がかかります。商品登録から最短3〜5日で販売開始できるため、試験出品のコストが最も低いプラットフォームです。

Amazon(北米・欧州向け)

Amazon個人プランは月$0.99(1商品あたり)・プロプランは月$39.99(約6,000円)の固定費がかかります。ただし月40点以上販売する場合はプロプランの方が安くなります。FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用すると倉庫への商品送付・梱包・発送・返品対応をAmazonが代行するため、物流の手間が大幅に削減できます。FBA利用時の追加コストは商品サイズと重量によって変わりますが、小型商品(500g以下)は1件あたり$3〜5前後です。

Lazada(東南アジア向け)

Lazadaも初期費用・月額費用は無料。販売手数料はカテゴリごとに2〜4%設定されています。Shopeeより出品者向けのサポートが薄い印象がありますが、マレーシア・フィリピンでのシェアが高く、Shopeeとの2プラットフォーム出品でリーチを広げる戦略がとられることがあります。

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販売手数料・配送費の内訳

Shopeeの手数料内訳(タイ出品の場合)

項目費用備考
コミッション(販売手数料)売上の2%カテゴリによって2〜3%
決済処理手数料売上の2%Shopee Payの場合
配送費(日本→タイ 500g以内)800〜1,500円/件EMS・DHL・e-Packet等
梱包・作業費(自社対応の場合)50〜200円/件箱代・テープ・ラベル等
合計(1,000円の商品を1件販売)約1,040円(手数料のみ)配送費は商品価格・着払い設定による

Amazon FBAの手数料内訳(北米の場合)

項目費用備考
月額費用(プロプラン)$39.99/月月40件以上で個人プランより安い
紹介料(販売手数料)売上の8〜15%カテゴリで変動。コスメは15%
FBA保管料$0.75/立方フィート/月在庫サイズ・量で変動
FBA配送手数料(小型 500g以下)$3.22〜/件サイズ・重量によって変動
日本→米国 輸入配送費(自己手配)200〜800円/kgまとめ送りで大幅に削減可能

最低いくらで始められるか?シミュレーション

ケース①:Shopee Thailandにコスメを出品(最小構成)

商品:日本製スキンケアクリーム(原価500円/個・販売価格1,200バーツ≒約5,000円)

在庫:10個仕入れ(原価5,000円)

初期出品作業:自社対応(費用0円)

商品写真:自社撮影(費用0円)

商品説明翻訳:DeepL等で対応(費用0円)

Shopee登録費:0円

配送費(1件あたり):約1,200円(EMS / 500g以内)

最低初期投資:在庫5,000円+梱包資材1,000円=約6,000円〜

ケース②:Amazon北米に食品を出品(プロプラン)

商品:九州産醤油(原価1,200円/本・販売価格$15≒約2,200円)

在庫:20本仕入れ(原価2万4,000円)

FBA送付:20本をまとめて米国倉庫へ(配送費約8,000円)

Amazon月額費用:$39.99≒約6,000円/月

商品登録・翻訳:自社対応(費用0円)

UPCコード取得(GS1):年間約3,000円〜

最低初期投資:在庫2万4,000円+輸送費8,000円+月額6,000円+UPC3,000円=約4万1,000円〜

Shopeeは圧倒的に初期コストが低い。ただしAmazonは米国・欧州市場へのアクセスができ、日本製品の単価が東南アジアより高く設定できるケースが多い。まず「テスト販売」としてShopeeで始め、ある程度の収益確認ができたらAmazonを検討するという順序が無難です。

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調査方法・出典

・Shopee公式「販売者向けコミッション・手数料一覧」(2026年2月確認)

・Amazon Seller Central公式「出品料金・手数料の概要」(2026年2月確認)

・Lazada公式「出品者手数料ガイド」(2026年2月確認)

・日本郵便「EMSサービス料金表」(2026年3月確認)

・当研究所がShopee Thailand・Amazon US(北米)・Lazada Malaysiaに実際に出品経験のある代行業者5社にヒアリングして作成した試算データ(2026年2月)