この記事のポイント
- 北九州の建設会社が3ヶ月で応募数3件→11件(3.7倍)。Indeed広告費も月20万→10万円に半減
- TikTokの日本の月間アクティブユーザーは約3,500万人。25〜40代が全体の40%以上を占める
- スマホ1台・費用ゼロで始められる。「PR臭のある動画」は絶対に伸びない
「TikTokって若者が踊るやつでしょ」——そう思っているうちに、競合が採用TikTokで先行していた、というケースが増えています。2026年現在、TikTokの月間アクティブユーザー数は日本で約3,500万人。そのうち25〜40代が全体の40%以上を占めています(TikTok Japan発表)。
採用にTikTokを活用している企業はまだ少数。言い換えれば、今始めれば先行者優位を取れます。スマホ1台・費用ゼロから始められる採用TikTokの作り方を、実際の事例と合わせて解説します。
なぜ採用にTikTokが効くのか
従来の採用広告(Indeed・ハローワーク福岡)は「仕事を探している人」にしか届きません。TikTokは「今は転職を積極的に考えていないが、良い機会があれば動く潜在層」にリーチできます。採用市場が激化した今、この潜在層へのアプローチが最大の差別化要因になっています。
もう1つのメリットが「会社のリアルを伝えられること」です。求人票の文章だけでは「職場の雰囲気」「働いている人の人となり」は伝わりません。動画なら30秒で、会社の文化・雰囲気・職場環境が直感的に伝わります。結果として「思っていた仕事と違った」というミスマッチが減り、定着率も上がります。
伸びる採用動画の3パターン
01
仕事の1日密着
「この会社で働く1日」をリアルに見せる。朝の出社から現場作業・昼休み・帰宅まで。視聴者が「自分が働いているイメージ」を持てるコンテンツ。
02
給与・待遇の公開
「入社3年目の月収大公開」「夏のボーナス明細見せます」系。再生数が稼ぎやすく、求職者が最も知りたい情報を提供できる。透明性が信頼につながる。
03
スタッフインタビュー
「なぜこの会社を選んだか」「入社前と後で変わったこと」を本人の言葉で語ってもらう。採用担当の代弁よりも、実際に働く人の声の方が説得力が高い。
共通して避けるべきは「PR臭」のある動画です。「弊社は〜を大切にしています」のような会社説明的な内容は再生されません。あくまで「人」にフォーカスし、リアルな姿を見せることがTikTokで伸びる鉄則です。
実際の作り方——企画・撮影・編集・投稿
企画(10〜15分)
「今週の動画テーマ」を1つ決めるだけです。「現場の若手社員に1日密着」「先月のボーナス開封」「入社1年目の社員に正直な感想を聞く」のように、具体的なテーマを先に決めます。毎回ゼロから考えていると続きません。月の初めに4週分のテーマをリストアップしておく習慣が定着の鍵です。
撮影(15〜30分)
機材はスマートフォンで十分です。むしろプロ仕様の高画質動画より、少し「素人感」のある動画の方がTikTokでは親近感を持たれます。縦型(9:16)で撮影すること。三脚があると安定しますが、手持ちでも問題なし。照明はなるべく自然光か室内の明るい場所で。
編集(30〜60分)
TikTok内蔵の編集機能で十分です。テロップ(字幕)は必須——音声をオフで見るユーザーが約40%いるためです。BGMはTikTokの「おすすめ音楽」から使うと、アルゴリズムに評価されやすくなります。動画の長さは30〜60秒が最適。最初の3秒で「何の動画か」がわかるように編集します。
投稿・ハッシュタグ設定
投稿時に設定するハッシュタグは「#採用 #建設業 #福岡 #求人」のように業種・地域・職種を組み合わせます。投稿後の最初の30分が拡散を左右します——投稿直後にコメントが付くとアルゴリズムに評価されるため、社内メンバーに「コメントお願い」と声をかけておくのも有効です。
採用動画の制作・運用、お任せください
福岡採用くんでは、TikTok採用動画の企画・撮影・編集・投稿管理まで代行。月7万円〜。
採用TikTokの効果測定方法
TikTokアカウントを「プロアカウント(ビジネスアカウント)」に設定すると、無料で各動画の再生数・視聴完了率・いいね数・プロフィール流入数が確認できます。採用目的で特に注目すべき指標は以下の3つです。
- プロフィール訪問数:動画を見た後にプロフィールを見に来た人数。採用リンクへの動線になる。
- 視聴完了率:最後まで見た人の割合。30%以上なら良いコンテンツ。
- 「TikTok見ました」応募数:月次で集計し、TikTok経由の採用コストを算出する。
事例:北九州の建設会社、3ヶ月で応募3倍
北九州市の建設会社E社(従業員28名)。慢性的な人手不足で、Indeedへの月20万円の広告費でも月2〜3件しか応募が来ない状況でした。2025年10月からTikTokで採用動画を開始(週3本投稿)。投稿内容は「現場の若手社員の1日密着」「夏ボーナスを渡す瞬間」「社長が直接給与の考え方を語る」の3タイプをローテーション。
3ヶ月後(2026年1月)の結果:月間応募数が3件→11件に増加(3.7倍)。「TikTok見ました」という応募が月8件。Indeed広告費を月10万円に削減。採用単価が95万円→32万円に改善。現在、2名を採用・入社済み。
・TikTok Japan「国内月間アクティブユーザー数・年代別利用動向」(2025年発表)
・北九州市建設会社E社事例は実際の支援実績をもとに構成(社名は非公開)
・ハローワーク福岡「管内の求人状況」(2025年12月)
・採用単価の業界平均は各採用エージェント公開データを参考に設定